手ぬぐいの使い方 その三 「旅のお供に」

手ぬぐいは歴史を遡ると、奈良~平安時代には使われていたと云われています。当時は布が貴重だったため身分の高い者しか手にできませんでしたが、鎌倉時代以降から庶民にも少しずつ普及し、日本国内で綿花栽培が発展した江戸時代から、木綿の織物とともに生活用品として庶民に欠かせない物になりました。

当時は、ガーゼや包帯などの役割から、現代のタオルや台拭や雑巾やハンカチなどの役割も担い、そのほかには縁起物としての贈答品や配り物としても使われ、本来の汗や水の吸水の目的だけでなく様々な用途の広がりをみせていきました。

ここでは、「手ぬぐいの使い方」として、現代での使い方をイラスト入りでご紹介していきます。

その三は "旅のお供に手ぬぐい" です!

かさばらずコンパクトに収まるので、カバンに2~3本入れておくと重宝します。とくに温泉旅行では欠かせません。タオル代わりに使うだけでなく、脱衣所に置いた下着の目隠しに包むのにも使えます。タオルと違って干しておけば2~3時間ぐらいで乾くので、浴場で使った手ぬぐいも翌朝には乾いてサッと仕舞えます。

旅の風情を楽しめる "旅のお供に手ぬぐい" です(^^)