日本で古くから使われている日用品のひとつ、手ぬぐい。
この木綿でできた薄手の布は、赤ちゃんから大人まで、
色々なところで使われてきています。
<<手ぬぐいの使用例>>
・赤ちゃんの沐浴布として
・食卓のランチョンマットとして
・手ぬぐいにカイロを巻いて首巻きとして
・2枚あわせて暖簾として
・キーボードの埃よけとして
・外国の方へのおみやげとして …など
もちろん、本来の顔や手を拭ったり、体を洗ったりという
用途もありますし、包んだり、被ったり何でもあり。
綿布なので肌触りもよく、薄手なので乾きも早いと
1枚で何役もこなす使い勝手のよい布です。

この「宝舟」は、
新年をあらわす季語で七福神が乗る宝物を積み込んだ宝舟をモチーフにした
手拭いです。宝船が描かれた図には“永き世の 遠の眠りの みな目ざめ
波乗り船の 音のよきかな”という回文歌などが書かれることがあり、
正月2日にその絵を枕の下に入れて寝ると良い初夢を見ることができる。
と言われています。
そしてこの柄をデザインしたのが、日本橋の老舗「戸田屋商店」さんです。
戸田屋商店
明治5年(1872年)創業、150年以上の老舗の手ぬぐい製造卸問屋さんです。
梨園染の名称で江戸の粋を製品にしています。
梨園染の手ぬぐいは、伝統工芸の〔注染〕という技法を用い
「伝統的な職人技」と「日本のいま」を染め上げた、こだわりの手ぬぐいです。
デザインにこだわり、手作りにこだわり、生地にこだわる。
日本に古くから伝わる手ぬぐいの良さを今に広めています。
戸田屋商店さんの手ぬぐいへのこだわり