日本で古くから使われている日用品のひとつ、手ぬぐい。
この木綿でできた薄手の布は、赤ちゃんから大人まで、
色々なところで使われてきています。
<<手ぬぐいの使用例>>
・赤ちゃんの沐浴布として
・食卓のランチョンマットとして
・手ぬぐいにカイロを巻いて首巻きとして
・2枚あわせて暖簾として
・キーボードの埃よけとして
・外国の方へのおみやげとして …など
もちろん、本来の顔や手を拭ったり、体を洗ったりという
用途もありますし、包んだり、被ったり何でもあり。
綿布なので肌触りもよく、薄手なので乾きも早いと
1枚で何役もこなす使い勝手のよい布です。
この「百合」は、
初夏の山野で、大きく美しい花を咲かせている百合をモチーフにした手拭いです。
吉兆の草である“三枝(さきくさ)=幸草”のことともいわれています。
また、白百合はキリスト教でも聖母の花として“純潔”“高貴”などの花言葉が
あてられています。地下の鱗茎(りんけい)が幾重にも鱗片が重なっているところ
から、百に合わさる、と名が付いた花です。
そしてこの柄をデザインしたのが、日本橋の老舗「戸田屋商店」さんです。
戸田屋商店
明治5年(1872年)創業、130年以上の老舗の手ぬぐい製造卸問屋さんです。
梨園染の名称で江戸の粋を製品にしています。
梨園染の手ぬぐいは、伝統工芸の〔注染〕という技法を用い
「伝統的な職人技」と「日本のいま」を染め上げた、こだわりの手ぬぐいです。
デザインにこだわり、手作りにこだわり、生地にこだわる。
日本に古くから伝わる手ぬぐいの良さを今に広めています。
戸田屋商店さんの手ぬぐいへのこだわり