念珠(数珠・珠数(じゅず))は法具のひとつで、
お葬式や法事のときに手にする身近な法具です。
また、持っているだけで徳があるとされ、災いから護られるともいわれ、
普段からポケットやバッグに入れて携帯されることもおすすめです。
『京念珠 すびき黒檀』は男性用の片手念珠です。
主に稀少価値や鑑賞価値を有する木材のことを指す「銘木」。
そのなかでも古来から珍重されてきた「唐木三大銘木」のひとつ。
それが、黒檀(こくたん)です。
現在ではかなり希少品になっている黒檀の質感を美しさを活かすため、
艶出しをしない「すびき(素挽)」仕上げの珠を主玉に使った念珠です。
黒檀本来の温もりがあり、また、使い込んでいくごとに艶が醸し出されます。
親玉・天玉には青虎目と茶水晶の2種類の天然石をご用意しました。
ひとつひとつが熟練の珠数職人の手作りなので、まさに貴方だけの逸品。
大切に保管できる桐箱付きです。
念珠の色はどんな色をお持ちになっても不作法にはあたりませんので、
ぜひお好みの色をお選びください。
また、念珠は「寿珠(じゅず)」という字もあてられ、お祝いの贈り物にも適しています。
●天然石:青虎目、茶水晶
●素材:【玉】親玉:天然石17mm、天玉:天然石12mm、主玉:すびき黒丹(みかん珠)12×16mm 【房】正絹
●日本製(京都)
※宗派に関係なくお使いいただけます。
厳選素材と伝統技術を受け継ぐ、職人による手作りの京念珠です。
糸を珠の穴に通すため、糸の先を解いた後に細かくすいて、ふたたび撚りあわせ先端を細かく仕上げます。地味な作業ですが、職人の腕が問われる工程のひとつです。
あらかじめ珠に細い糸を通しておき、そこに先を細くした本糸をつなぎ、珠を移しかえていきます。細い糸から太い糸に通しかえることで、珠数の強度を高めます。
珠に通した糸に軸糸を足して編み、房を通すための軸を組み上げます。
組み上げた軸に房を合わせ、軸糸を糊付けし房芯に巻いて固定します。
高い技術をもつ「京念珠技能士」が、すべて伝統ある手作業で心を込めて製作しております。
素材から技法まで最高の品質でお届けいたします。